システム紹介

新交通システムの特徴

1.安全性

専用高架軌道を走りますので、交通渋滞や交通事故の心配がありません。

2. 快適性

車内は、振動・騒音が少なく、空調設備も完備しており、乗り心地も快適です。高頻度、定時運転により利便性に優れています。

3. 低公害性

電気を動力としますので排気ガスはなく、車輪はゴムタイヤを使用することで、騒音・振動の抑制に努めています。

4. コンピューターの高度利用

運転・駅業務の自動化(無人運転・無人駅)により大幅な省力化と需要に応じた柔軟な運行が可能となり、均一で高水準のサービス及び安全性が確保できます。

5. 経済性

車両の小型軽量化により、軌道構造物の建設費が節減できます。輸送力は毎時1万2,500人で、電車・バスなどの他の交通機関と比べて輸送効率が高く、経済的です。

ポートライナー(ポートアイランド線)

ポートアイランド線は、先進技術の粋を結集して、我が国で最初に無人運転で営業を開始した新交通システムです。 「ポートライナー」の愛称で親しまれ、海上都市・ポートアイランドと神戸市街地の中心・三宮を結ぶと同時に、ポートアイランド内部の交通サービスの機能をもつ新しい都市交通機関として活躍しています。
昭和56年に開催された博覧会「ポートピア’81」では会場への主要な足として活躍し、開業からこれまでに延べ約5億3千万人(平成25年2月末時点)を運んだ実績を持っています。また、神戸空港(マリンエア)開港及び新たな海上都市の核となるポートアイランド(第2期)の 整備に伴う新たな交通需要に対処するとともに、ポートアイランドの交通利便性を高めるため、ポートアイランド線を延伸・複線化し、平成18年2月2日から営業を開始しました。

神戸大橋とポートライナー

神戸大橋とポートライナー

開業 昭和56年2月5日(延伸線開業:平成18年2月2日)
営業区間 三宮駅~ポートアイランド~神戸空港駅
営業キロ 10.8km(複線部8.2km、単線ループ部2.6km)
駅数 12駅(複線部9駅、単線部3駅)
構造 全線高架構造
最小運転間隔 2.2分
輸送力 約12,500人/時

ポートライナーの特徴

2000形・2000A形車両

ポートライナー 2000形・2000A形車両 エクステリア
エクステリア

車体側面の中間部には環境へのやさしさと、神戸の象徴である「山」と「海」を表す『グリーン』と『ブルー』のラインを、また、側面の上部には空港や空を連想させる『ブルー』のラインを配置し、神戸らしさを表現しています。

ポートライナー 2000形・2000A形車両 インテリア
インテリア

神戸の街をイメージするエレガントな空間を意識したデザインとし、シートカラーは背もたれには神戸市の花「あじさい」を、座面には神戸市の木「さざんか」をそれぞれイメージした配色を施しています。

2020形車両

ポートライナー 2020形車両 エクステリア
エクステリア

車体側面には神戸のアイデンティティである「海」と「山」をイメージした2種類のカラーリングとしました。また車体には環境へのやさしさを表す『ブルー』と『グリーン』のグラデーションラインを配しました。

ポートライナー 2020形車両 インテリア
インテリア

神戸の「まち」をイメージするエレガントな空間を意図しており、シート背ずりに神戸市の花「あじさい」と、シート座面に神戸市の木「さざんか」をイメージした「神戸市」ならではの配色を継承しています。 床敷物には淡いピンクを採用し、やさしい印象としています。

六甲ライナー(六甲アイランド線)

六甲アイランド線は、神戸市総合基本計画に基づき、神戸市が東部海面上に造成した第2の海上文化都市・六甲アイランドと既成市街地とを結ぶ足の確保とともに、東部地域における南北交通を補完し、東部地域全体の都市機能の向上に寄与することを目的として、神戸市と当社とが一体となって建設したものです。

六甲ライナー
開業 平成2年2月21日
営業区間 JR住吉駅~阪神魚崎駅 ~マリンパーク駅(六甲アイランド)
営業キロ 4.5km(全線複線)
駅数 6駅
構造 全線高架構造
最小運転間隔 2.5分
輸送力 約6,500人/時

六甲ライナーの特徴

1000形車両

六甲ライナー 1000形車両 エクステリア
エクステリア

ホワイトを基調として神戸のシンボルカラーである「グリーン」の帯を配して軽快感をだした色調としています。また、前面窓を屋根まで拡大し、視野を広げ明るい車内空間を作り出しています。

六甲ライナー 1000形車両 インテリア
インテリア

居住性・快適性の向上に努めており、車内色を暖色系でまとめ、大きなガラスを使用したことにより明るく暖かみのある車内空間となっています。座席は、クロスシート(先頭車)とロングシートを採用し、一般座席はブラウン系、優先座席はオレンジ系の色としています。

3000形車両

六甲ライナー 3000形車両 エクステリア
エクステリア

「港を航行する船」をイメージし、気品と高級感を感じていただけるようなデザインを取り入れました。カラーリングは神戸にある最古のガス燈にちなみ、緑青(ろくしょう)を基調とした落ち着いた色彩としています。

六甲ライナー 3000形車両 インテリア
インテリア

住環境のように居心地の良い空間とするために。落ち着いた色彩や木目調の素材を使用しています。座席は個別タイプを設置し、ご利用のお客さま同士が気持ちよく座れる空間を目指しました。また、背もたれに開口を設けることで、外光を取り入れ車内を明るくする工夫をしています。